検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 3 件中 1件目~3件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

口頭

重粒子線照射により遅延的に誘発される細胞増殖死の解析

浜田 信行*; 原 孝光*; 坂下 哲哉; 和田 成一*; 舟山 知夫; 小林 泰彦

no journal, , 

重粒子線は、低LET放射線に比べて、物理学的特性に優れ、生物学的効果も高いことから、がん治療に応用されている。しかし、線量集中性に優れた重粒子線といえども、正常組織への照射は不可避である。本研究では、生物効果を長期的に観察するために、培養ヒト正常細胞に$$gamma$$線及び重荷電粒子を照射し、コロニーを2回形成させ、2次コロニー形成能の喪失を指標として、遅延的細胞増殖死のLET依存性を明らかにすることを目的とした。1次コロニー及び2次コロニーにおいて、$$gamma$$線に対する重粒子線のRBEは、ともに100keV/$$mu$$m近傍で最大となったことから、遅延的増殖死にもLET依存性があることがわかった。今後は、アポトーシスや細胞分裂異常の誘発に対するLET依存性を明らかにしていきたい。

口頭

Bcl-2過剰発現腫瘍細胞の$$gamma$$線及び重粒子線に対する致死感受性

原 孝光*; 浜田 信行*; 大村 素子*; 坂下 哲哉; 和田 成一*; 小林 泰彦

no journal, , 

これまでの臨床研究から、アポトーシス抑制因子の一つであるBcl-2が、腫瘍に高発現すると、同じ組織型であってもX線や$$gamma$$線といった低LET放射線に難治性を示すことが知られている。しかし、Bcl-2の発現量の違いによりがん細胞の放射線致死感受性がどのように変化するかの実験報告は少ない。そこで、本研究では、Bcl-2の過剰発現ががん細胞の放射線致死感受性に及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。コロニー形成法の実験結果から、$$^{60}$$Co$$gamma$$線に対する10%生存率は、親株のHaLa細胞では4.8Gyあったが、Bcl-2を過剰発現させたHeLa細胞では6.9Gyであり、Bcl-2の過剰発現により$$gamma$$線に抵抗性になることがわかった。一方、高LET放射線である重荷電粒子は、Bcl-2の発現量によらず細胞を殺傷するとの予備的な結果が得られており、その追試を現在進めている。

口頭

培養ラット未熟神経細胞における、アポトーシスを指標とした炭素線の生物学的効果比に関する検討

鈴木 義行*; 白井 克幸*; 水井 利幸*; 浜田 信行*; 野田 真永*; 舟山 知夫; 吉田 由香里*; 小林 泰彦; 白尾 智明*; 中野 隆史*

no journal, , 

炭素線照射の正常神経細胞に対する影響については、現在までのところ報告が皆無である。今回、培養ラット未熟神経細胞を用い、炭素線照射により誘発されるアポトーシスを指標として、炭素線のX線に対する生物学的効果比について検討した。胎生18日目のラット海馬より神経細胞を採取し、Banker法にて6日間培養した後、X線0$$sim$$30Gy, 220MeV炭素線0$$sim$$10Gyを照射した。照射後12時間に4%パラフォルムアルデヒドで固定した後、DAPI及びTUNEL法にて蛍光染色し、放射線により誘発されるアポトーシスの頻度を計測した。非照射細胞におけるアポトーシスの頻度は26%であった。X線で10Gy及び30Gy照射された場合のアポトーシスの頻度は、それぞれ、28%, 37%で、炭素線で1, 3, 5, 10Gy照射された場合のアポトーシスの頻度は、それぞれ、30%, 39%, 36%, 47%であり、X線及び炭素線照射によりアポトーシスの頻度は線量依存的に増加した。また、炭素線の効果は、同線量のX線に比べ6.0倍強かった。すなわち培養ラット未熟神経細胞において、炭素線照射により線量依存的にアポトーシスの増加が見られ、炭素線のX線に対する生物学的効果比は6.0であった。

3 件中 1件目~3件目を表示
  • 1